薬 尿酸値 高血圧 喘息

薬と尿酸値の関係について

今回は食品以外に体内に取り込む異物である薬と尿酸値についてまとめました。特に、高齢者の多くの方が服用している高血圧の薬や体質上もっている喘息の薬などは尿酸値を上げることが分かっています。

 

高血圧の薬の影響

一般的に高血圧の薬には、利尿作用があります。体内の水分量を下げる事により、血管の圧力を抑えたり、血栓を防いで血流の流れを良くするため利尿作用がとても高くなってしまったり・・・ということです。

 

この利尿作用を高める成分が、尿酸値を上昇させてしまうということが分かっています。高血圧の薬を服用している方が痛風になる場合は、薬の影響があるということが考えられます。だからといって、血圧の薬の服用を自分の判断だけで止めてしまう事は絶対に避けましょう。必ず医師に相談することが必要です。

 

喘息の薬の影響

喘息は、小児喘息というものもあるため、小さい頃から喘息専用の薬を飲み続けている方もいます。「テオフィリン」という、気管支を拡張させて呼吸を楽にする成分が、尿酸値を上昇させてしまうということが分かっています。尿酸値が上昇して痛風になってしまう前に小さい頃がら食生活の乱れには注意していきましょう。

 

 

また、薬全般にいえることですが、アルコールと同様、薬も肝臓で分解が行われます。分解するものが多くなると、分解に追い付かなくなり、尿酸が溜まってしまうということもあります。薬の飲み合わせなどには気を付けて医師に判断を仰ぎましょう。

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